香川県移住体験ツアー3: 三木町編
三木町とは
香川県の東部にあり南は讃岐山脈を県境に徳島県と、西は高松市に接しています。南北に約18.4キロ、東西が5.8キロと南北に長く面積は約76平方キロ、人口は約2万9千人です。東西に琴電長尾線が走っており高松市のベッドタウン化が進んでいます。
「日だまりの町、田園のまち」が町の掲げるイメージです。
かがわ暮らし より
ということで、田園が広がるのどかな町ながらも、高松へのアクセスがよいという場所です。
移住支援にも力が入っており、町の魅力発信 + 移住支援サイト「kit*miki」は更新頻度が高く、見ごたえがあります。
また移住だけでなく、子育て支援にも積極的な姿勢を感じていたため、今回の体験ツアーに含めることにしました。
ちなみに取材の時に三木町に関して聞いたところ、
『三木町民は全員ベルシティに行く』
とか
『三木町のマルナカはミキマルと言われ愛されている』
だそうで...
期待がとっても高まりました。(笑)
今回、三木町で行ったのは空き家バンク見学、三木町役場訪問、そして子どもの遊び場チェックです。
空き家バンクの見学
三木町空き家バンク を見て、気になっていた物件を見学させていただくことにしました。
ちなみに かがわ住まいネット にも空き家情報がありますが、情報が違っていることがあるので注意が必要です。
今回、見学をさせていただいたのは下記の物件です。
築年数は古いのですがリフォームされていて、とてもきれいになっていました。
娘もしっかり内装チェックしてました。(笑)
素敵な日本庭園です。
そして何よりも...
この景色が素敵ですよねぇ...
まさに田舎暮らし。
緑に囲まれたところで、朝はウグイスの鳴き声で起き、夜はカエルの子守唄で寝たいです。
空き家物件を見学させてもらうと、生活への実感がわきますね。
とても良い機会になりました。
お値段が想定よりも高かったので、ちょっとどうしようかなというところではありますが...
三木町役場で移住相談
このあと、三木町役場に行って移住相談をさせていただきました。
移住支援ご担当者 2 名の方が、とても親切に接してくれて本当に良かったです。
「移住される際は全力でサポートしますので、まかせてください!」
こう言ってもらえるなんて本当に嬉しいです。
自治体って、こんなに温かかったたんですね!
また、まんでがん子ども課で保育園の空き状況などもヒアリングしました。
待機児童ゼロといっても、どこの保育園でも空いている、というわけではないので、やはりそこは難しいところだなぁと改めて実感。。
ただ、子ども課の目の前に、小さいながらもキッズスペースがあり、子育てへの配慮がされているなと感じました。
正直言って、役場に行くのはちょっと気が引ける部分があったのですが、本当に来て良かったです。
子どもの遊び場チェック
これも移住するにあたって、とても大切なポイントです。
ぼうけんパーク
最近、三木町総合公園にできたというぼうけんパークに行ってみました。
最近できただけあって、とてもきれいです!
土曜日に行ったのですが、かなり空いていて遊び放題でした。
獅子舞が三木町らしさなのでしょうか。
この公園で、子連れのお母さんとお話をさせていただきました。
その方はずっと三木町に住んでいるそうなのですが、
「三木町での子育ては本当に良いですよ!
三木町リスペクトです!!」
と言っていました。
住んでいる人が誇りに思える町って、素晴らしいですよね...
ここまで言わせる三木町、すごいところなのかもしれない。
室内遊び場は…
雨の日や暑い日・寒い日の土日に、室内遊び場 (児童館のような施設) があると良いなぁと思っていました。
残念ながら、土日に空いている室内遊び場は現在ないとのこと。
ただ、将来的にはできる予定があると教えてもらいました。
それができたら、本当に子育てにとって素晴らしい場所になると思います。
楽しみにしてます!!
三木町まとめ
今回初めて訪れた三木町ですが、とても大きな魅力を感じました。
自治体の方による移住全力サポート宣言と、公園でお会いしたお母さんの三木町リスペクト宣言。
本当に良いところなんだと思います。
良い空家と、良い (かつ空いている) 保育園があったら、三木町への移住希望度がグンと上がりそうです!
香川県移住体験ツアー2: 取材編
いざ香川県へ
岡山で新幹線から乗り換えて、特急うずしおで高松駅へ。
実はだいぶ疲れていたのですが、瀬戸内海を見てテンションが上がりました。
余談ですが、前回香川県に来たときは、岡山駅からアンパンマントロッコに乗ったんです。
それを娘が覚えていたのか、岡山駅で
「アンパンマン列車は?」
と聞いてきました。
ご、、ごめん娘、、
今回は時間の都合で乗れないんだ、、、
もし移住したら、たくさん乗ろうね!!
という思いを抱きつつ、
これがアンパンマン列車じゃない?
と言って、車内広告のアンパンマン列車の写真を見せてごまかしたのは内緒です。
本当にごめんなさい。
話を戻して。
この体験ツアーでは、まず最初に香川県庁で取材を受けることになっています。
その様子を紹介します。
香川県庁で。
香川県庁の政策部にお邪魔すると、1: 準備編でお世話になった二人が出迎えてくれました。
やさしそうなお二人で一安心です。
今回のツアーに関する手続き的な部分の説明を受け、いよいよ取材へ。
取材はプロのライターさんがしてくれました。
その内容については、後日香川県のサイトにアップされるようですので、そちらをご覧いただくとして…
ここに載らなかった話もかなりいろいろさせてもらいました。
「高松市は待機児童もいるし都市部なので、他の市町が良いかなと思ってます〜」
というと、
『高松でも仏生山より南側はのどかでいいですよ!』
とか、
『鬼無のあたりに住んでますけど、そこもいいですよ!!』
とか、
かなり熱い想いを語ってくれました。(笑)
他にも、香川でエンジニアといえばこの企業!なんて話もしていただきました。
この取材を通じて感じたのは、実際に住んでいる方の声はネットでは得られないこと、そして、
こういう生の声を得るには自治体にコンタクトを取るのが実は手っ取り早いのではないか、ということです。
今までは、移住支援サイトとかを見たとしても、自治体にコンタクトを取るのはハードルが高いと感じてあまりしてきませんでした。
でも、準備の時も含め、自治体に相談すると言うのは本当に有効な手段だということがわかりました。
その対応次第で、移住への歓迎度合いもわかりますし。
そういう意味では、香川県庁さんは移住大歓迎!という印象を受けました。
さて、盛り上がった気持ちを胸に、次はいよいよ体験ツアー本番です!
香川県移住体験ツアー1: 準備編
移住?
今まで Python とか Swift とか言ってたのに、急に移住とはなんぞや?!という感じですが、文字通り移住の検討をしています。
候補地は香川県。
その香川県が、移住検討者に対して交通費半額助成という、なんともありがたいキャンペーンをしています。
その名も「あなただけのかがわ暮らし体験ツアー」
幸運なことにその対象者として選んでいただき、実際にツアーを体験してきました。
本記事から 6 回にわたって、このツアーについて書いていきたいと思います。
あなただけのかがわ暮らし体験ツアーとは?
「興味はあるけれど、いきなり移住するにはハードルが高い」という方のために、お試しで移住体験をしていただける方を募集します。
あなただけの かがわ暮らし体験ツアー」を通して感じた「かがわ暮らし」の魅力を、移住を考える方々に発信していただきます。体験者の皆様には、移動に要した経費の一部を助成します。
紹介ページより
ひらたく言えば、移住を検討している人に対して交通費を半額支給するので、香川での体験を SNS で発信してください、というものです。
交通費ってとても高いので、半額支給はかなり魅力的ですよね。
ただ移住を検討していればどんな人でもオッケー!ではなく、条件があります。
対象者となる条件
次のすべての条件を満たす方
①県外在住の満20歳以上の方で、移住について香川県の相談窓口等で継続的に相談を行っている方
②移住体験をご自身のSNSで情報発信できる方で県等による取材対応も可能な方
自分の場合、1 については以前、かがわ暮らし体験隊について問い合わせたことがあり、このときは軽い相談をした程度なのですがそれで良いとのことでクリアできました。
2 に関しては、条件を満たさないかもと思っていました。
そもそも自分は SNS は全く使っておらず、このブログも 3 月に始めたばかりだったので...
でもありがたいことに、このブログでも良いとおっしゃっていただき、こちらもクリアできました。
と、いうわけで申請をすることにしました!
申請の流れ
流れはこちらに書いてあります。
ただちょっとわかりづらかったので、自分の場合はこうだったというのを紹介します。
ひとつずつ、詳細に紹介します。
対象者に当てはまるか、香川県政策部地域活力推進課さんに相談
これは必要のないステップかもしれませんが、自分の場合は対象者に当てはまるか不安だったので、まず最初にこのツアーの主催者である香川県政策部地域活力推進課さんに相談しました。
私から「○○さんと移住相談してます!」と言わなくても、地域活力推進課のご担当者さまが調べてくれたので、とってもスムーズに確認することができました。
香川県政策部地域活力推進課
TEL.087-832-3125 Email.chiiki@pref.kagawa.lg.jp
移住コーディネーターさんと旅程について相談
あなただけの移住体験ツアーは、基本的に行き先は自由に決められます。
が、ここだけは訪問してくださいというのが 3 つあります。
- ツアー開始時に、香川県政策部地域活力推進課でツアー内容の確認と取材
- 空き家バンク掲載中の物件訪問 (1 件以上)
- 市町移住担当部署の訪問 (1 件以上)
旅行の大まかな日程と行き先、見たい空き家バンク物件、行きたい市町役場を決めたら、これらに関して移住コーディネーターさんと相談をすることになります。
(相談先はかがわ暮らし体験ツアーの「相談先一覧」に書いてあります)
私の場合は相談のときに「自分と同じような立場の先輩移住者と面談したい!」とお願いしました。
こんなお願いって、なかなか難しいものだと思うのですが、快く引き受けてくれました。
そして、とてもありがたいことに空き家バンクを管理する不動産屋さん、訪問する役場と話をつけてくださり、行程を作ってくれました。
これは本当に助かりました...!!
ここまでできると、必要な交通費などもほぼ見えてきますので、次は書類提出のステップです。
書類を香川県政策部地域活力推進課さんに提出
自分の経歴や行程、必要になるだいたいの交通費などの書類を、地域活力推進課さんに提出します。
書き方はとても丁寧に教えてくれますので心配いりません。
香川県政策部地域活力推進課さんと最終調整
これは人によっては必要ないかもしれませんが、自分の場合は直前まで行程の変更をしました。
たとえば見たいと思っていた空き家バンクの 1 つが契約済みになってしまったりしたので、そのへんの最終調整を行いました。
これで申請手続きは完了です!
いざ出発!!
というわけで、次回からは実際にどんな体験をしてきたかを書きたいと思います。